エクセルでデータが多い時に、例えば300点以上の方は合格でそれ以外は不合格というような時は、関数で一気に出せたら便利ではありませんか?
それをやってくれるのがIF関数です。
IFは少し難しい関数です。
数式バーに打ち込む時の説明も少々複雑です。
目次
IF関数の設定方法
数式バーに打ち込むのは
=if(論理式,真の場合,偽の場合)
といった様になっていて、一見何のことだかわかりません。
論理式は何を基準にしますか?という意味です。
今回の場合300点以上であれば合格、それ以外は不合格、としたいので、300点以上の部分になります。
このように合計のあるセルに入力されている数値が300より上という風に設定します。
設定するセルが求めている基準より大きいか小さいかで不等号”>”(大なり)”<”(小なり)の向きが決まります。
今回は設定するセルつまりH4は300点以上かを聞きたいので>=を使います。(300を含めない場合”=”は除きます)
(求める基準=300点以上)
次に真であった場合を設定します。
真であった場合というのは、前に設定した300点以上ですか?と聞いた部分で、その通りであれば何を入力してほしいのかを決める場所です。
つまり今回の場合は300点以上であった場合、合格を表示してほしいので、"合格"と入力しましょう。
文字を入力する時(数字以外)はダブルコーテーションを半角で入力しましょう。 ”←この記号の事です。
半角で、シフトを押しながら2のキーを押すと出来ます。
何もしない場合はダブルコーテーションを2つ入力しましょう。
※入力する時矢印キーを押してしまうと、入力が完結したと認識されて別のセルに移動してしまうので注意しましょう。
最後に偽であった場合です。
これは、論理式と違った場合どうしてほしいかです。
今回の場合は300点未満の時にどうしたいですか、と聞かれています。
不合格と表示してほしいので"不合格"と入力しましょう。
今回もダブルコーテーションで挟まないとエラーになりますので注意してください。
ここまで終わったらカッコを閉じましょう。
今数式バーは以下のようになっているはずです。
これでIFの設定は終わりです。
数式のコピー方法
ここまで出来たら、あとは数式のコピーをしましょう。
数式のコピーはコピーしたいセルを選択して、セルの右下にカーソルを合わせましょう。
そうするとカーソルがプラスマークに変わります。
プラスマークに変わったら、そのままそこをダブルクリックするとデータの最後まで一気に数式がコピーできます。
これで設定は終わりです。
IFは使い方が多岐にわたってある優秀かつ複雑な関数です。
ORを使った論理式の時もあればVLOOKUPの時も、ANDの時もあります。
さらにはIFを重ねて使うこともできますが、それは次回以降説明していきます。