今回はIFを使う際に、指定したい条件が3つ以上になる場合についてのやり方を説明していこうと思います。
例えば営業成績が160点以上なら〇と表示して、100以上なら△、それ以下は×としたい場合。
IFの数式ですと条件が2つまでしか指定できません。
以下のような数式になるからです。
=if(論理式,真の場合,偽の場合)
ただ、以前の記事に挙げたように、数式には数式を入れることが出来ます。
例えば=if(and( のようにすることが出来るのです。
それを使って、IFの中にさらにIFを入れることによって複数条件での計算等をしてくれます。
目次
複数条件下でのIF関数
今回のような場合は、以下のような数式になります。
=if(論理式,真の場合,if(論理式,真の場合,偽の場合))
数式でいわれてもなんのこっちゃとなると思いますので、ここからは実例を交えて説明していきます。
まずは、成績が160点以上だった場合までを設定します。
=if(b4>=160,"〇",
ここまではいつものIFと一緒です。
偽の場合の時にもう一度、IFを使います。
結果が偽であった場合、さらに結果を絞り込むために100点以上は△、それ以外は×としたいためです。
上の写真のような数式にしてください。
写真の数式が見えずらい方に一応文としても書いておきます。
=if(b4>=160,"〇",if
このようにつなげてください。
また、偽のところだからといって最初にダブルコーテーションを付けないように注意してください。
後は、またIFの条件を書くだけです。
複数条件下でのIF関数の完成例
100点以上であれば△を、それ以外であれば×をという風に設定します。
=if(b4>=160,"〇",if(b4>=100,"△","×"))形としては、いつもの真偽のIF関数の中の否定の部分に新たな真偽のIF関数が入った状態になります。
これで、設定は終わりです。
IFは偽の場合の時に数式を重ねるので、最後にかっこがたくさん来る場合があります。
かっこの数を間違えるとエラーになるので注意しましょう。
これでIFIFは完成です。
3つでも、5つ以上であってもIFを重ねた場合は同じように1個ずつ設定していけば出来ます。
最初の設定は手間になりますが、設定さえ終わってしまえば後はどんなにデータがあっても全て自動でやってくれます。
たくさんデータがある人にこそおすすめしたいIF関数です。