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チェックしよう☑エクセルでチェックボックスを作る方法

投稿日:2019年2月21日 更新日:

目次

☑エクセルでチェックボックスを作る方法☑

チェックボックスはよく持ち物のチェックやアンケートなど幅広く使われているものですが皆さん、エクセルでチェックボックスが使えるということをご存知だったでしょうか!?エクセルでは形だけの物からマクロを埋め込んで使う本格的な物まで幅広くあるのです。
今回はそんなチェックボックスを題材にして、皆様にエクセルの知識をまた一つ埋め込ませていただきます!

☑特殊文字を使ってチェックボックス”マーク”を表示させる

本格的なチェックボックスを作る前に、形だけの簡単にできるチェックボックス・・・というより”マーク”の表示の仕方をお教えします。
このテーマのメインは、テーマにも描かれている←このマークをエクセル上で表示させようというものです。
それではどのようにしてそのマークを表示させるのか説明していきます。

チェックマークを付けたいセルにアクティブセルを持っていき、”挿入”タブの”記号と特殊文字”をクリックします。すると、特殊文字がずらりと並んだ小さなウィンドウが出てきます。

そのウインドウの”記号と特殊文字”タブのすぐ下に”フォント”という項目があるので、そこの下矢印をクリックしてフォントを”Wingdings”というものに切り替えてください。

出てきた一覧の一番下辺りにチェックボックス風の特殊文字があると思うのでそれをクリック、そうしたら下の挿入ボタンを押して終了です。

ポイントと注意点

最近使用した記号”の下にある”文字コード”に”254”と打つと自動的にチェックボックス風の特殊文字を選択してくれるので便利です。(文字コードを打つ時に、フォントが”Wingdings”になっていないと別の特殊文字が選択されてしまうので注意してください。

特殊文字の長所と短所

このチェックボックス風の特殊文字の良いところは、このマークを消す時に、バックスペースキーを押すだけで消せます。

しかしその反面、1つ作るのに時間がかかってしまうことや、この方法で作るチェックボックスはあくまでチェックボックス風のマークなのでチェックを付けたり外したりという融通が利かない不利な一面もあります。

そのことを考えるとやはり普通のチェックボックスを作った方が実用性があって便利そうですよね?

☑ON,OFFの効く本格的なチェックボックスの作り方

お待たせしました!ここでは実用性に最も向いたチェックボックスの作り方を説明していきます。
下準備としてまず”ファイル”タブの一番下にある”オプション”を開きます。すると、”Excelのオプション”というダイアログボックスがでてくるのでその中の”リボンのユーザー設定”をクリック、右側に”メインタブ”の欄が表示されるのでその中の”開発”にチェックを入れて下さい。

チェックを入れたら下のOKボタンを押して下準備は完了です。

新たに出した”開発”タブの”コントロール”の中の”挿入”をクリックすると、上から”フォームコントロール”と”ActiveXコントロール”という項目が出てくるのですが、その中の”フォームコントロール”の中にあるチェックボックスアイコンをクリックします。

すると、マウスカーソルが←このように変わるので適当なところでドラッグして離すとチェックボックスが生まれます。

ちなみに、チェックボックスを消したいときはチェックボックスを選択した状態でDeleteキーを押すと消せます。

タイトル編集

チェックボックスのタイトルを編集する時は、チェックボックスの枠の範囲で右クリックすると”テキストの編集”という項目があるのでそれをクリックするとタイトルの編集ができます。

ワンポイントアドバイス

もし間違えてチェックボックスから選択を外してしまった場合は、Ctrlキーを押しながらチェックボックスをクリックすると再びチェックボックスを選択することが出来ます。

セルに合わせて配置する

そのまま任意のセルに合わせて配置しようとすると、なかなかそのセルに合ってくれないもどかしさがありますよね。そんなもどかしさを解消してくれる機能があります。
チェックボックスを選択した状態だと上のタブに”書式”というタブが出ます。そのタブを開いてその中の”配置”のグループの”配置”をクリックします。その中の項目の”枠線に合わせる”をクリックするとカクカクだったチェックボックスの動きが滑らかになり、セルにピッタリ配置出来るようになります。

チェックボックスのコピー

チェックボックスにも連続データの機能が使えるのでぜひ試してみて下さい。


注意ポイント

チェックボックスの入ったセルを連続データでコピーするにはチェックボックスの反応範囲を狭める必要があります。特に右側)そうしないとそもそもそのセル自体を選択できない状態になってしまうからです。

チェックしたチェックボックスの数を表示させる

沢山あるチェックボックスにいくつチェックが入っているのかを知りたい時に使います。
チェックボックスを選択して右クリックを押したメニューの中に”コントロールの書式設定”があるのでそれをクリックします。ダイアログボックスの”コントロール”タブを開くと上から””、”リンクするセル”とあるので””は”オン”にチェックを入れて”リンクするセル”にはそのチェックボックスにチェックが入っているかの確認の有無を表示するセルを選んで下さい。

全ての作業が終わったらOKを押して終了です。少し面倒ですがこの工程をすべてのチェックボックスに施していってください。施し終わったら全体のチェック数を表示したいセルにアクティブセルを持っていってある関数を打っていきます。その関数とはCOUNTIF関数です。

この関数は指定した範囲の特定の検索条件に一致するものが何個あるのかを表示してくれる関数です。
数式に表すと次のようになります。

=COUNTIF(範囲,検索条件)

これに図の条件を代入すると

=COUNTIF(E2:E8,TRUE)

となります。
チェックボックスにチェックが入っている個数を求めたいので検索条件の所は”TRUE”が入ります。
Enterキーを押して関数の設定は終了です。

このように、チェックの入っていないボックスはカウントされずにチェックの入った物だけがカウントされます。

☑応用編:複数のチェックボックスを連動させる方法

インターネットのチェックボックスを使ったアンケートなどでそのチェックボックスにチェックを入れるとそのページのすべてのチェックボックスにチェックが入る複数のチェックボックスを連動させた一括選択型のチェックボックスを皆様も見たことがあると思います。その一括選択型のチェックボックスを作る方法を今回は応用編として説明していこうと思います。

一括選択機能を付けたいチェックボックスに前項で記した”コントロールの書式設定”を施してください。施したら一括選択のチェックボックスを右クリックしてその中の”マクロの登録”をクリックします。

開くとダイアログボックスが出てくるので設定するマクロの名前を打ってその隣にある”新規作成”をクリックします。


新規作成をクリックすると、VBAVisual Basic Apprication)が開くのでそこにコードを打ち込んでいきます。。。と言いたい所なのですが、そのコードをいちいち打っていくと時間がもったいない上に面倒なので例として私がコピペして作ったものを張るのでそれをコピーして使ってください。

以下コード

コード

Sub すべて選択()
If Range("E10").Value = True Then
Range("E2").Value = True
Range("E3").Value = True
Range("E4").Value = True
Range("E5").Value = True
Range("E6").Value = True
Range("E7").Value = True
Range("E8").Value = True
ElseIf Range("E10").Value = False Then
Range("E2").Value = False
Range("E3").Value = False
Range("E4").Value = False
Range("E5").Value = False
Range("E6").Value = False
Range("E7").Value = False
Range("E8").Value = False
End If
End Sub

以上、コピーする範囲はIf Range("E10").Value = True Then~End Ifの所までコピーして、題名とEnd subの間に張り付けてください。

説明すると、一括選択型にするチェックボックスの隣にあるE10に表示させたチェックしたかどうかが分かる書式設定を基準その隣のチェックボックスにチェックが入っている(TRUEである)場合E2:E8の区間がすべてTRUE(チェックが入った状態)、コードの後半部分はその逆で、E10の隣のチェックボックスのチェックを外した(FALSEに切り替えた)場合E2:E8の区間ですべてFALSE(チェックが外れた状態)にする、というのがこのコードに記された命令です。

確認ポイント

実際に私のとは違うセル番地を使う場合はそれぞれのセル番地を確認してコードの("◯◯")の丸の部分を書き換えてください。また、チェックボックスの量がこれよりも多い場合は上のE8の続きで、Range("E9").Value =Trueと追加すればOKです。(False側にも打ち込むことを忘れずに!

コードを入力し終わったらVBAを保存するのですが、VBAもマクロの一種なので保存する時は”Excel マクロ有効ブック”に保存することを忘れずにしてください。保存方法はCtrlキーとSボタンを同時押しすると警告文が出てくるので”いいえ”を押すと保存画面に移れます。

☑まとめ

チェックボックスの設置、簡単な物からコードを使った少し難しいものまでご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?最初のチェックボックスは張りぼてのようなものなので実際に使う機会はそんなにないと思いますが、それ以降の本格的なチェックボックスを作る手順はExcelでデータ上のアンケートなどの調査票を作る上では必需品と言ってもいいのでこれは絶対に覚えておいて損はありませんのでしっかりとこれから覚えていきましょう。

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