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エクセルの自分流カレンダーの作り方
皆さんこんにちは!皆さん、カレンダーといえば一年に一回の買い物で自分の好きな絵柄、表示形式を選んでその月日を楽しむというのが一般的だと思うのですが、実はエクセルでシンプルなものではありますが一年のカレンダーを自分で作ることが出来る事をご存知だったでしょうか!?
そこで今回はエクセルで簡単にカレンダーを作る方法をお教えしていこうと思います。
1.テンプレートを使ったカレンダーの作り方
エクセルを開いてホーム画面にある”その他のテンプレート”または”ホーム”の下にある”新規”をクリックします。
クリックすると”新規”のページにジャンプします。”オンライン テンプレートの検索”に”カレンダー”と打って検索ボタン、またはEnterキーを押します。
すると、様々なパターンのカレンダーが候補として挙がってきます。今回はその中の”学校用のカレンダー(任意の年)”を選択してください。
選択するとそのカレンダーを作成するかと聞かれるので”作成する”ボタンをクリックして下さい。
ワンポイントアドバイス
ちなみに作成するかどうかを聞くダイアログボックスの枠の外にある右矢印を押すと、別のカレンダーの候補が出てきます。
”作成する”をクリックすると図のようなカレンダーが上から下に一年分、エクセルのシートに作成されます。
月を変更する
カレンダーの月のセルをクリックすると、プルダウン(下矢印をクリックすると項目が出てくるもの)が枠の右外側に出てくるのでそれをクリック、1月から12月まで選べるので自分が作成したい月を選択してください。
なお、日にちはその年のその月に合わせて変更されるので一々日にちを書き換える必要がありません。
曜日はじめを決められる
普通に販売されているカレンダーと大きく違う点がこの曜日はじめを自分で決められるという点です。自分のライフスタイルに合わせられる他、ちょっとした遊び心なんかで例えば水曜日はじめなんていう普通のカレンダーではありえない表記をすることが出来るのです。
方法はカレンダーの一番左端の曜日をクリックします。すると、先ほどと同じように右外枠にプルダウンが出てきます。月~日曜日まで選択できるので好きな曜日に設定しましょう。
カレンダーの色を変更する
一部ですが、既存の色の設定を変更することが出来ます。
”ページレイアウト”タブの中の”テーマ”グループにある”配色”をクリックします。クリックすると色のパターンが数種類縦に羅列されるのでその中から好きなパターンを選んでみましょう。
そのカラーをクリックするとカレンダーの年、月、曜日の項目の色がそのカラーのパターンに変更されたことが分かります。
色々と試してみて自分の好きなパターンを見つけてみて下さい。
予定を入れる
エクセルのカレンダーは普通のカレンダーと同じく予定を書き込むことが出来ます。
やり方は予定を書き込みたい日付の下のセルを二回クリックします。
そのあとは普段エクセルにデータを入力する時と同じ要領で予定を打ち込んでEnterキーを押せばOKです。
2.その他の方法で作成する
テンプレートでカレンダーを作成する方法の他に、TODAY関数等の関数を組み合わせて作るという少し上級者向けな方法もあります。
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1カレンダーの枠組みを作る
カレンダーの枠の”今日”に今日の日付を入れるのですが、ここでTODAY関数を使います。
TODAY関数は次のようになります。
=TODAY()
これをそのまま半角で入力してEnterキーを押すと今日の日付が出てきます。
TODAY関数を設定しておくと、カレンダーにわざわざ毎日今日の日付を書き換えるという手間のかかる作業を省いてくれるので活用して損はありません。
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2日付
最初の1日を入力する際にDATE関数を使います。
DATE関数は次のようになります。
=DATE(年,月,日)
図の場合だと
=DATE(B4,C4,1)
というような形になります。Enterキーを押すと指定した年月日を呼び出すことができ、この場合は”2019/4/1”となります。
2019/4/2を続けて表示させるにはこのような数式を使います。
=基づく日付のセル+1
今回の場合、基づく日付のセルは2019/4/1と表示させたセルなので
=B7+1
この様になります。Enterを押すと4/1の次の日付である4/2が表示されます。
4/3以降の日付を出す場合は、=B7+1と設定した2019/4/2のセルを選択して連続データを使ってドラッグさせると4/3以降の日付が連続して表示されます。
この日付の部分ですが、セルの書式設定をするだけで表示の仕方を変えることが出来ます。
日付全体を選択したら右クリックします。その中の項目のセルの書式設定をクリックして下さい。
開いたら”表示形式”タブの”ユーザー定義”を選択します。ユーザー定義のメニューの中に”種類”というところがあるのですがそこに、ある文字列を入れると日付の表示の仕方を変えることが出来ます。
その一覧が下記のものになります。
d・・・日にちのみを表示します 例)4/1なら”1”と表示される。
aaa・・・曜日を漢字の頭文字のみ表示させます。 例)月曜日なら”月”と表示されます。
ddd・・・曜日を英語3文字で表示させます。 例)月曜日なら”Mon”と表示されます。
dddd・・・曜日を英語で表示させます。 例)月曜日なら”Monday”と表示されます。
※aaa以降を使う場合はカレンダーの中の”曜日”の項目は消しておいてください。
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3曜日
これは先ほど使ったユーザー定義を設定する方法を使います。
曜日の1日にあたる項目に日付の1日にあたるセル番地を=をもって表示させます。
表示させたら連続データの要領で30日までドラッグします。(4月の場合)
ドラッグさせたらそれを選択したままにして先ほどのユーザー定義の画面まで進めます。
後は先ほどの文字列を”種類”のところに入力すれば完了です。
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4土曜日、日曜日の文字色を変更する
まず最初は日曜日の色を設定したいと思います。
曜日と日にちのセルを30日まですべて選択します。
”ホーム”タブの中の”スタイル”グループにある”条件付き書式”をクリック、その中の”ルールの管理”を選択します。
”条件付き書式ルール管理”ダイアログボックスが出てくるので中の”新規ルール”をクリックします。
すると、”新しい書式ルール”ダイアログボックスが出てきます。”ルールの種類を選択してください”という項目があるのでその中の”数式を使用して、書式設定するセルを決定”を選択します。
”ルール内容を編集してください”の項目に数式を入力していくのですが、そこには次のように入力してください。(赤線の内容)
=weekday(b7)=1(図のカレンダーの場合)
プレビューの右横にある”書式”をクリックします。
”セルの書式設定”ダイアログボックスが出てくるので”フォント”タブの中の”色”の項目をクリックして赤色を選びましょう。
選択したらOKボタンをクリックしてまたさらにOKボタンをクリックすると、カレンダーの日曜日にあたる部分が赤色に変わっていることが分かります。
続いて土曜日の色を変えていきたいと思います。
土曜日の場合は先ほどの数式を少し変えるだけで設定できます。
その数式がこちらです。
=weekday(b7)=7(図のカレンダーの場合)
これを設定して書式設定の色を青色に変更してOKを押せば土曜日の部分が青色に変わります。
後はその月の祝日や予定を入れれば列記としたカレンダーの完成です。
ワンポイントアドバイス
祝日の日付、曜日の色を変えたい場合は、その日付と曜日のセルを選択して”ホーム”タブの”フォント”グループにある”フォントの色”で色を変えられます。また、Ctrlキーを使って選択すればまとめて祝日の色を変えることが出来ます。
因みに日曜日が1で土曜日が7なのは、Windowsの初期設定の週初めが日曜日(週でいう1日目)で週終わりが土曜日(週でいう7日目)ということが関係しているのかもしれません(私の個人的な考えです)
3.まとめ
今回はエクセルを使ってカレンダーを作成するということに挑戦してみましたがいかがだったでしょうか?私としては一番最初にご紹介させてもらったテンプレートカレンダーを使ったやり方がとてもやりやすく、見やすいと感じました。後半ご紹介した関数を使ったカレンダーの作成はあくまで参考として紹介したものなのでこんなやり方もあるんだという程度に見てもらえれば結構です。もし高度なやり方で作ってみたい、挑戦してみたいという方は是非挑戦してみて下さい。とてもいい経験になると思いますよ。必要であればエクセルは印刷もできるので出来上がったカレンダーを印刷して飾ってみるのもいいですね♪