データのうちどちらかを含んでいてほしい場面やどちらも含んでいる時は○○してほしい!といったことがありますよね。
なんとそれもIFを使えば出来てしまいます。
前回のIFの公式にOR関数やAND関数を付け加えるだけです。
抑えるポイント
ORを使うのは、例えば、数学と理科どちらかの点数が70点以上だった場合可と表示してそれ以外は否と表示してほしいといった場合。
ANDを使うのは、理科の点数が50点以上"かつ"数学の点数も50点以上の場合、などです。
このように二つの条件であればIFの数式にIFを重ねる事もなくできてしまったりします。
では今回の例でいってみましょう。
目次
~”OR”を使う場合とIFの数式~
このような感じでデータを並べてみました。
セルに並んでいるデータで、IFで結果を出してほしいセルを選択して数式を打ち込んでいきます。
IFの数式は以下のようになっています。
=if(論理式,真の場合,偽の場合)
これにORやANDを組み込んでいくだけです。
基準値つまりは数学か理科が70点以上であってほしいので、基準値はC4>=70もしくはD4>=70になるはずです。
※また、70点を含めない場合は”=”は除きます。
数式に直すと以下のようになります。
=if(or(C4>=70,D4>=70)
基準値をOR関数で求めてあげることで、2つの条件を重ねることが出来ます。
関数は終わったら必ずカッコをつけましょう。
1つの関数につきカッコ1つと覚えておくといいでしょう。
忘れてしまうとエラーが出てしまいます。
それが終わったら、真の場合を設定します。
真の場合は、基準値であった場合どうするか、でした。
今回の場合は、可と表示してほしいので"可"と入力します。
そのあと偽の場合(基準値ではなかった場合)で否と表示してほしいので"否"と入力します。
これで数式はおしまいです。
今回の場合の数式はこうなっています。
これでORはできました。
次はANDに行きましょう。
~”AND”を使う場合~
とはいってもANDも基本的なことは同じです。
今回は数学50点以上かつ理科50点以上で可、それ以外で否と表示してほしいので、その部分が少し変わるだけです。
※50点を含めない時に”=”を除くことは変わりません。
数式にすると以下のようになります。
=if(and(C4>=50,D4>=50),"可","否")
OR関数がANDに変わった程度の変更点です。
この関数はIFが理解できているかどうかが肝です。
IFが理解できているなら、使い勝手よく利用することが出来るのではないかと思います。
条件が3つなどになると、ORやANDではなく、IFにIFを重ねることになるかと思います。
今後はそのやり方についても書いていきます。