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Excel講座 Lesson 01 移動とコピー

投稿日:2020年2月15日 更新日:

セルを移動するには、移動元のセル範囲を選択し「切り取り」を、セルをコピーするには、コピー元のセル範囲を選択し「コピー」します。切り取りやコピーをしたセルの内容はクリップボードへ保存されます。つまり「切り取」ることは「移す」ことで「コピー」することは「写す」ことなんです。

「クリップボード」とは、「切り取り」や「コピー」した内容を一時的に保存する場所です。移動またはコピー先を選択して「貼り付け」を行うと、クリップボードの内容が貼り付けられます。

今回はそんな「切り取り」と「コピー」について解説。

目次

データーを切り取り貼り付けする

このようにデータを入力してみましょう。


セルA2を選択して「切り取り(Ctrl+X)」をクリック。


セルA2が点線で囲まれます。これは「切り取ったデータをとっておいていますよ」ってことなんです。


セルD4を選択して「貼り付け(Ctrl+V)」をクリック。すると……


セルA2に入力されたデータがセルD4に移りました。

 

POINT

ctrlキーを押しながらxキーを押すことで、切り取りと同様の操作ができます。この押し方は「ctrl+x」と呼ばれています。

 

データーをコピーする、貼り付ける

データをこのように入力してみましょう。


セルB9を選択して「コピー(Ctrl+C)」をクリック。


セルB9が点線で囲まれます。コピーしたものをとっておく。


セル範囲B10:B11を選択して「貼り付け(Ctrl+V)」をクリック。すると……


セル範囲B9:B11に「C店」と入力されました。

 

POINT

「ctrl+c」でコピーと同様の操作ができます。

 

クリップボード

データーのコピー・貼り付けに便利な「クリップボード」という機能があります。

この矢印マーク……見えませんかね。


注目してみましょう。ここ。この矢印マークです。

クリックすると……


「クリップボード」が表れます。何でしょうねこれ。


セル範囲B2:C11を選択してコピーすると……


コピーしたデータが、「クリップボード」に保持されました。

さっき「点線で囲まれたのはデータをとっておいているということ」って言いましたよね。どこにとっておくのかというと、ここクリップボードにとっておいたわけですね。


セル範囲B2:C11から一度データを削除します。

空白のセル範囲B2:C11を選択したまま「クリップボード」に保持されたデータをクリックしてみると……


そのデータが貼りつけられました。とっておいたデータはいつでも好きな所に貼り付けられるというわけなんですね。

 

書式を選択してデータを貼りつける

セル範囲B2:C11を選択してコピー。

セルB13を選択。「貼り付け」の「▼」をクリック。


たくさんの項目が表れます。

今回はその中の「行/列の入れ替え(T)」をクリック。


セルB13を先頭に、行と列が入れ替わり貼りつけられました。

 

さまざまな種類の貼り付けアイコン


「罫線なし」や「行/列の入れ替え」以外にも、さまざまな形式が用意されています。

「貼り付け(P)」……
元のデーターをそのまま貼り付けます。

「数式(F)」……
数式のみ貼り付けます。数式とは、その数値がどのようにして表示されているか、という認識で構いません。

「数式と数値の書式(O)」……
数式に加えて、数値の書式も貼り付けます。数値の書式とは、三桁ごとのカンマ、¥のマーク、%のマークなどを指します。

「元の書式を保持(K)」……
数値の書式に加えてさらに、太字や斜体といった書式も貼り付けます。

「罫線なし(B)」……
セルに引かれた罫線だけを除いて貼り付けます。先ほど実践したのがこちらです。

「元の列幅を保持(W)」……
貼り付け先のセルの幅を、コピー元の列幅に自動で合わせます。たとえば、大きなセルに所狭しと羅列した数字を小さいセルに貼り付けるとき、これを使えばスムーズに行なえます。

「行/列の入れ替え(T)」……
先ほど実践したもの。指定範囲の行と列を入れ替えて貼り付けます。

「値(V)」……
コピー元セルの値のみを貼り付けます。

「値と数値の書式(A)」……
値に加えて、三桁ごとのカンマやパーセントマークも一緒に貼り付けます。

「値と元の書式(E)」……
値、カンマやパーセント、そして書式設定、これら全てを貼り付けます。

「書式設定(R)」……
書式設定のみを貼り付け、値は入力されません。たとえば、太字の値をコピーして、空っぽのセルにこれを使って貼り付けます。このとき、何も設定されていなかったはずの空っぽのセルに入力する値は太字となります。

「リンク貼り付け(N)」……
これを使えば、コピー元の値を変えると、対応する貼り付け先の値も自動で変わってくれるようになります。うまく利用すれば作業の効率化につながります。

「図(U)」……
コピー元の値を、セルでなく図として貼り付けます。

「リンクされた図(I)」……
セルでなく図として貼り付け、さらにコピー元の値を変えると図の値も自動で変わってくれるようになります。

書式のコピー、貼り付けを使用する

「太字」になっているB2のデータをコピーして、既にデータが入力されているC2を選択。

「貼り付け」の「▼」をクリック。


「書式設定(R)」をクリックすると……


C2も「太字」になりました。「所属」をコピーしたのに貼り付け先が「担当者」なままなのは、「文字を太くしてくださいね」という「命令だけをコピーした」からなんです。

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