四捨五入や切り上げ、切り捨ての計算をしたいときに使う関数のことをround系関数というのですが、ちゃんと使い方こなせているでしょうか?
round系関数は桁数をよく間違える方が多いそうです。
そこで今回はそのように間違わないようなround系関数の使い方を1から説明していこうと思います。
目次
整数のROUND系関数の使い方
まず適当なデータを用意しましょう。
私は今回このようなデータを作りました。
四捨五入からやっていきましょう。
整数のデータを四捨五入したり端数を切り上げ、切り捨てする時は1の位であれば-1を、10の位であれば-2という風に-1ずつ桁数を変えていきます。
抑えるポイント
round系関数の論理式は=round(数値,桁数)です。
四捨五入であればこのデータでは下記のようになります。
=round(E5,-1)
切り上げ、切り捨ても使う関数が違うだけで、やることは一緒です。
切り上げの場合はroundupを使います。
切り捨ての場合はrounddownを使います。
小数点のROUND系関数の使い方
今度は小数点を四捨五入したり切り上げ、切り捨てする場合です。
この場合は桁数が整数になります。
小数点第1位を四捨五入する場合、桁数は0です。
因みに小数点第1位は小数点から右に数えて最初の数字の事です!そこから右に行くにつれて第2位、第3位となります。
今回は小数点第3位を四捨五入しようと思いますので、2と入力して下さい。
数式にすると下記のようになります。
=round(E9,2)
続いて切り上げ、切り捨てです。
こちらも同じように小数点第何位で切り上げ切り捨てを行使するかによって、桁数を変えていきましょう。
今回は同じく小数点第3位でやっていきます。
=roundup(E9,2)
数式的にはこうなっているはずです。
切り捨ても同様に桁数は2です。
=rounddown(E9,2)
切り捨ての場合はrounddownを使いましょう。
これでround系関数は出来るようになったことでしょう。
抑えるポイント
四捨五入はround・切り上げはroundup・切り捨てはrounddownを使います。
使い方は全く一緒なので、簡単に覚えられると思います。
筆者は基本的に小数点を見やすくするときくらいにしか使いません。
整数の四捨五入をすることが基本的になかったためです。
それくらい出番は少ないと思いますが、覚えておくといざというときに楽に使えるので、覚えておくといいでしょう。